赤に金彩、緑の色絵がおめでたい鮮やかな兎です。
昭阿弥さんの慎重な筆さばきが伝わってくるような
細い筆先を使って描かれた線の濃淡が
品格のある清水焼を代表するような。
こんなに小さいのに見事な奥行きを感じさせる香合です。
SIZE: およそ H70mm,W60mm,D60mm
高野昭阿弥
1941-京都に生まれる
1993 -二代目 昭阿弥 継承
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京焼清水焼の茶道具窯元
おもに磁器の茶道具の染付、色絵を得意とする匠
染付から上絵までの絵付けまで、すべて一人で熟すという一貫した製作工程から生まれる、精緻で鮮やかな手描きの絵付けが見事です